爽やかな青空、Pファクター

空気が澄んで気持ちの良い日となった。

 

日除けにするため植えておいた榎が生長して、やっと役立つ様になった。

 

お昼を過ぎる頃には木陰が小さくなってしまう。

 

背風も出てきたが、P-21からF-23と、色々と練習できた。

 

昨日のジャイロ効果に続いて、今日はPファクターについて。

 

Pファクターとは、ミュゼットのページにある様に、「プロペラ回転面に斜めに風が当たった時に、回転面の(上下左右といった)場所によって、引きが均一で無くなってしまう現象」の事。

単発プロペラ機は、プロペラ回転面がいつも進行方向にまっすぐ向いている訳では無いので、絶えずこの影響が出る。

例えば、サイドスラストもその一例だが、ナイフエッジ飛行ともなれば更に角度も大きくなるので影響も増す。

 

ナイフエッジ飛行を高い空の上から見下ろしたとすれば、Pファクターは飛行コースを左に曲げる働きをするが、実際の飛行では次の様になる可能性が大きい。

 

パイロット正面から左方向にナイフエッジ飛行をする場合、

・Pファクターで左曲がり

・ナイフエッジが90度姿勢ではなく内傾している影響で左曲がり

・「ハ」の字飛行コースで左曲がり

と、左曲りの要素が重なって大きく左に曲がる。

 

一方、パイロット正面から右方向にナイフエッジ飛行をする場合では、

・Pファクターは左曲がりだが

・ナイフエッジが90度姿勢では無く内傾している影響で右曲がり

・「ハ」の字飛行コースで右曲がり

と、コースズレの要素が相殺され、癖が少なくなる。

 

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