mΩ(ミリオーム)の測り方

 

コネクターの接続抵抗やモーターの巻線抵抗は、手持ちの機材を使っても測る事ができる。

 

充・放電器の一方のケーブルを切断し、そこにワニグチクリップをセットしておく。

充・放電器は、放電モードで1A(アンペア)に設定する。

 

抵抗を測る原理は簡単で、測定したい部分に1Aを流し、デジタルテスターでその電位差を測れば、オームの法則から電圧=抵抗値が読み取れるというもの。

 

試しに、GT2826/05モーターの巻線抵抗を実際に測ってみると、1A流れている時の電位差が29.6mVだったので、抵抗値は29.6mΩと分かる。

この時、同じコネクターの上でも測定する場所を変えると数値が変化するので、かなり緻密な計測ができているものと思われる。

 

ただ、測定値は正確な計測器によるものでは無いのであくまでも参考であり、また、電気抵抗は温度によっても変化するので注意が必要。