Pファクター その3

Pファクターとダウンスラスト

Pファクターその2にあるように、右サイドスラストはPファクターによってアップ癖となる。

これを打ち消すためには、ダウンスラストを付けるか、主翼位置を下げる。

 

また、ダウンスラストの影響としては、次の様な事も考えられる。

仮に、迎角2度で水平飛行する機体があったとして、ダウンスラスト2度ならプロペラ軸は水平になるが、背面飛行になるとプロペラ軸が4度上を向く事になる。(推力変化は無視)

この4度の上向きが、どの程度Pファクターに現れるかは分からないが、理屈からすれば、Pファクターは飛行コースを左に変えようとするので、ラダー操作(パイロットからすると左ラダー)が必要になるのかもしれない。