フライトコーチを使っていると経験する事です。
以前3Dリボン図の再生に書いた事ですが、プロッタに描かれるラインは、GPSや方位、姿勢、高度など、それぞればらつきのあるデータを、カルマンフィルターという計算システムを通して平均化して描かれたものだそうです。
GPSの精度がメートル単位だったり、他の計測値にも誤差はあるので、そういった計算システムを使ってデータをつなぎ合わせて利用しているのでしょうね。
フライトコーチでは、電源を入れた位置をOrigin(原点)と表示します。
ところが、時には実際の場所とずれている事があります。
いつもパイロット位置より後ろでONにしているのに、画像では横位置になっていますね。
これを見ていると、このシステムの精度が何となく実感できるものです。
(このずれが気になる場合は、後からプロッターのSettings画面で修正できます)
GPSの衛星情報キャッチにはある程度の時間が必要なので、特に日にちや場所が変わったり、前のフライトから時間が経った場合は、電源投入からフライトまでの時間を長く取る様にします。
何分待てとは一概に言えませんが、連続フライトなら待ち時間は僅かですし、間が開くとロックの合図が遅くなるので、そういった成功と失敗の経験が必要になるところだとも思います。
リボン図の異常で多く発生しているが、P-23インメルマンターンの上昇中です。
原因は良く分かりませんが、機体内部のノイズ、又は機体の姿勢、あるいは地形や地上の電波発信源、などが考えられます。
瞬時で回復する事もあれば、ひどい時は画像の様にその後のラインがめちゃくちゃになる事もあります。
トライアングルでも同じ様な姿勢の時に起こっています。
昨日のブログに載せた画像ですが、良く見ると丸印のあたりに異常があります。
これは別の機体の例ですが、丸印のところに異常が見られ、ラインが曲がってしまいました。
アニメーションの機体を動かしてみると、スリップしている様子が確認できます。
本来ならこの様なラインになるはずなのですが。
次は特に、当日最初のフライトでは、電源ON後、数分間の静止を心がけてみましょう。
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