ダイレクトとギヤダウン

ギヤボックスと15×8Eペラの組み合わせに戻す。

 

今日もフライト日和。

 

気温も段々上がってきた。

 

少し空が霞んでいる。

 

昨日までのダイレクト駆動から、ギヤダウンに変更する。

自分で言うのも何だが、明らかに飛行性能が変わって、落ち着きと操縦性の点で別の機体になった感じがした。

単葉に比べ抵抗の多い複葉だから余計にそう感じられたのかもしれないが、自分のやってきた事に間違いが無かった事を再確認できた。

 

因みに、翼長1.1mの機体に15インチペラという事は、翼長1.5mなら20インチ、翼長2mなら27インチペラになる。

単純なペラサイズ計算など非現実的ではあるが、現行の大型機も大径ペラと減速機を組み合わせればかなり性能が変わるだろう。

但しこの場合、モーターとペラが逆に回る事も大事な要素なので、単純な同方向回転のベルト駆動では意味が薄れる事に注意。

 

通常飛行や3Dフライトで機体を振り回す時などでは、ダイレクト駆動で全く問題無いが、GT2826/05モーターでは気をつけなければならない点があった。

それはプロペラナットの緩み。

 

このモーターのプロペラマウントにはアキレス腱とも言える欠点があって、シャフトの根本が薄くて弱いのでナットを強く締め付けられない。

その為に、プロペラにブレーキをかけるとナットが緩んで外れてしまう。

 

ねじの緩み止め剤を使っても緩む時は緩むし、逆に、ナットを外す時にはモーター缶も一緒に回って、ナットが外せなくなってしまう。

 

その対処方法として私の場合、プロペラマウントにφ1.7の穴を開けて、ロッドアジャスターのピアノ線を打ち込んでいる。

 

ただ、これでも緩みを生じる事があるので、少量の緩み止め剤の使用やこまめな点検が必要。

 

スピンナーバックプレートとプロペラハブにも穴が必要だが、穴を開ける時には、スピンナーの切り欠きとブレードの位置に気をつけないとスピンナーが組み立てられなくなってしまうので注意。

 

ギヤダウンの時でも、同じ様にφ1.7のピンを使っている。

ペラの取り付け位置も決まる利点もあるので、面倒そうに見えるかもしれないが確実な方法だと思う。