操縦テクニック

RC飛行機を操縦する楽しみ。

 

ネットを巡っていたら実機の操縦でこんな話があった。

ときには昔の話を2

 

バードストライクで機体が損傷し緊急着陸した時の事で、

「サージング」で舵の効きを確保したとある。

 

サージングsurgingや「Dynamic Surge」という言葉は知らなかったが、要は「舵を入れたり戻したりした方が一定角度のままより効果が向上する」という事の様だ。

RCの操縦でもこれまで、スピンの入りや着陸のフレアの時に舵をバタバタさせる方法を使う事もあったが、こういう呼び方があると納得した。

 

舵をバタつかせる事については、以前、ブログ実機の着陸にアップしたこともある。

 

空気が相手の飛行機では、一定の舵を静かに打つことだけが全てでは無い。

舵は機体の姿勢を変えるもので、機体の運動方向はまた別の話。

飛行機は進行方向と機軸は必ずしも一致しているものでは無いという事に注意が必要。

 

それと、これも舵をバタつかせる事に関連してだが、実車には「ソーイング」という運転テクニックがある(あった)らしい。

路面のグリップが低いときに、ハンドルを小刻みに動かしてグリップの限界を探るために使われた様だ。

 

RC飛行機の操縦でも、着陸やスピンの時の失速状況を知るのに、人が乗っていないからこそ、こういった「パイロットにだけ分かる範囲で舵を増減させる」方法が役に立つ。

 

前出の「バンピング」や、当ブログエルロンロールで揚げたブルーインパルスのエルロンロールでの「しゃくり」、そして今回の「サージング」「ソーイング」など、いずれにしても、他人に気づかれない範囲で機体とやり取りする事がRC機を上手く飛ばす秘訣でもあるし、操縦の楽しいところでもある。

 

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